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増山 実さん・講演会によせて

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『作家・増山実氏講演会~小説が生まれるまで~』

 

日時:平成30年11月3日

   14時開始(13時30分より入場開始)~15時半終了(予定)

会場:大阪大学豊中キャンパス 全学共通教育講義B棟 B316

 

 放送作家・小説家としてご活躍されている増山実氏をお招きし、『小説が生まれるまで』の過程や裏話などをお話しいただきました。

 

《増山実氏 略歴》

1958年大阪府生まれ。同志社大学法学部卒業。 放送作家として『ビーバップ・ハイヒール』など人気番組を手がける。
2012年に「いつの日か来た道」で第19回松本清張賞最終候補となり、それを改題した『勇者たちへの伝言』で2013年デビュー。同作は 2016年、「第4回大阪ほんま本大賞」を受賞。2018年8月、最新作「波の上のキネマ」(集英社)を刊行。他の著書に『空の走者たち』、『風よ僕らに海の歌を』がある。

​ 待兼山文學会では2018年まちかね祭での特別企画として、作家の増山実さんをお招きし、『増山実さん・講演会~小説が生まれるまで~』を行いました。

 増山実さんは『ビーバップ・ハイヒール』などの人気番組を手がける放送作家として、そして『いつの日か来た道』で第19回松本清張賞の最終候補になるなど小説家としても活躍されている方です。

 当講演では、増山さんのこれまでの四つの作品の発想から完成までの過程をメインにお話しいただくことになっています。ここでは創作に興味がある方を始め、広く小説に関心をもつ方まで楽しめる内容を企画しており、小説の裏側というものがどうなっているのか、普段読者である私たちが知らない向こう側、裏話について講演を通して知る貴重な機会であると思います。また講演後にはサイン会、増山さんのこれまでの著作の販売も予定していますので、それも含めて是非楽しみにしてご来場ください。(*講演会は既に終了しました。)

 

 さて、待兼山文學会はこの講演によせて、会員から今までの増山さんの著作の書評を募集しました。

 増山さんの著作は「総合小説」と評されることもあり、様々な登場人物の視点や物語が絡まり合い、多様なテーマが提示されることが魅力の一つです。その意味で増山さんの著作を読んで、どのような物語として受け取ったのかは人それぞれ異なり、読者の隠された人柄や人生観が、本を通して表れるでしょう。そこが私には興味深く、また作者の力量に感嘆せずにはいられません。(そういったものを惹起させる本が紛れもない名作なのだ、と思います。)

 

 受験を経て大阪大学に流れ着いた20歳そこそこの大学生が、どのようなメッセージを受け取ったのか。面白半分で読んでいただき、講演までのお暇潰しとしていただければ幸いです。

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